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2019.3.01 / Fri
〈初めてのヨーガ哲学vol.17〉初めてヨガインストラクターを目指す方へ
YOGAの八支則 8,サマーディ
ヨガインストラクター中尾麻友子がお伝えする!
初心者のためのヨガ哲学!
~~~ヨガの学びを深めましょう~~~
今回はサマーディ(悟り) 集中した状態が安定し続いていることです。
深い瞑想によってもたらされた、
意識を超え全ての存在が一つであることを感じ、一体になることです。
サマーディは、これまで修練してきたことからの最終目的地であるということ、
瞑想状態が頂点に達し、サマーディ(悟り)の状態に入るということです。
この状態では、身体と感覚は眠っている時のようにくつろいでいるが、
心と理性はあたかも目覚めているかのように素早い動きで、
意識を超越していると言われています。
一番初めにお伝えしました下記の内容を、もう一度思い出してみてください。
※ヨガでは“自己の魂、真我”の事をアートマンと言います。
※ヨガでは“大いなる生命の存在、全体世界”のことをブラフマンと言います。
全ての創造物はブラフマンであり、
アートマンは静かにこのブラフマンを崇拝しているのです。
そして、ブラフマンこそが、自らが生まれ出てきた源であり、
再びその中に入っていくという状態、
アートマンもブラフマンと一体だということだと思います。
そうなった時には、身体や心、知性の働きは深く眠っているかのように停止していて、
『私』とか『私のもの』という感覚が全く無くなり、
大いなる生命の存在、すなわち全体世界と一体になっているのだと思います。
これを達した人でも、ご飯を食べ、排泄をし、そして眠ります。
しかしどんなことをしていても、その影響を受けないと言います。
つまり外界の起こっていることからの影響を受けないのでしょう。
自身は、アートマンでありながらブラフマンであり、
全体世界と一体だということを実感しているから、
外界で騒々しいことが起こっていても、それにいちいち惑わされなくても良いのだ、
ということを深く理解しているということなのだと思います。
さて、最後になりますが、これまでお伝えしてきた【ヨガの八支則】を、
大きく三段階に分けることが出来ます。
【第一段階/外側の探究/バヒランガ・サーダナー】
・ヤマとニヤマで欲望と感情をコントロール、他との調和を図る。
・アサナによって身体を強さと健やかさを養い、自然との調和を図る。
【第二段階/内側の探究/アンタランガ・サーダナー】
・プラーナヤーマとプラティヤーハーラで呼吸の調整、
それによって心をコントロールし、欲望の対象にとらわれることがなくなる。
【第三段階/さらに内側へ深く探究/アンタラートマー・サーダナー】
・ダーラナ、ディヤーナ、サマーディで、更に心の奥にまで導いていく。
・そしてブラフマンの存在に気付き、アートマンとブラフマンとの調和を図る。
以上がヨガの、進むべき方向、実践する段階になります。
最後に、今はまだよくわからない…と思う方もいらっしゃるかとは思いますが、それでも良いと思います。
出来ることから、最大限に努力し続けていくことで、
ふとした時にストンと自分の中に落ちてくる時が必ず来るでしょう。
また、自分に必要な時に必要な教えが深く理解できるようになることもあるでしょう。
参考にしました聖典“ヨガ・スートラ”は私達一人一人のための人生の教科書です。
読む人によって、多少なりとも解釈が変わっても良いと思います。
又、読む時期によっても見解が変わることもあると思います。
一人一人の一つ一つの人生に、正解や不正解はなく、答えも一つではないのだから、
“ヨガ・スートラ”に救いを求め、それを手にしたその時に、
必要なアドバイスをしてくれると思いますよ♪
素敵なことが沢山おきますように!中尾麻友子でした。
writer:協会講師 中尾麻友子
ヨガインストラクター総合コース ヨーガ哲学担当
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